子供の耳鼻科選びの注意点

耳鼻科と小児科どっちにする?

よく問題になるのが子供の咳や鼻水の場合、小児科か耳鼻科かどちらを受診すればいいのかということです。
子供が生まれたときから現在までずっと見てもらっている小児科があれば、まずは小児科医に診てもらいましょう。
小児科医は外科手術も耳鼻科の治療もできません。
しかし、子供が長年診てもらっている先生なら子供の体質等も知っており変化や違和感に敏感だからです。
小児科医が全て治療してくれるというわけではなく、小児科で治療できない部分に関しては適正な診療科を指導してもらえるからです。

また、医師会では咳や熱が主症状なら小児科、鼻水が主症状なら耳鼻科という指針を出しています。
咳は多くの場合風邪によることが多く、鼻水は不快感が強く早急に治すことを考えなければなりません。
また、鼻水が長引くと中耳炎の誘因になりやすく、中耳炎は慢性化すると聴力が低下したリ言語発達が遅れたりするリスクが増えるので耳鼻科を優先することになります。
判断が付かない場合には両方受診することをおすすめします。

耳鼻咽喉科受診の注意点

耳鼻科では耳を診るとき、鼻を診るとき、喉を診るときで椅子や枕の位置が変わります。
特に耳の診察の場合には、動くと大変危険なので落ち着いて診察を受けましょう。
器具が鼓膜付近にまで入っていくので、耳の中で大きな音がすることがあります。
時には怖く感じることもありますが、動いてはいけません。
痛い時や体勢が苦しい時などには声を出すようにします。

咽頭の診察の際も喉に器具が入るので不快に感じることもあります。
この場合も動くのはとても危険です。
不快な時は手で合図をしましょう。
耳も鼻も普段は物が入らない器官です。
そこへ器具を入れて診察を受けるので不快なこと、怖く感じることがありますが、医師は慣れています。
落ち着いていれば大丈夫です。

耳鼻科の処置後は安静が必要なことが多い

急性中耳炎と診断された場合には運動も入浴もできません。
7日間安静にします。
ネプライザーを吸うためには通院が必要です。
便利な場所にある耳鼻科を選ぶことが大切です。

いい耳鼻科は説明が丁寧

どのお医者さんでもそうですが、診察中や治療中にわからないことがあれば質問をしましょう。
自分が受ける診察や治療ですから理解したいのが当たり前です。
丁寧に説明してくれる耳鼻科を選びましょう。
これは診察や治療だけではなく薬に関しても同じです。
薬局では薬剤師の説明をしっかりと聞きましょう。